春になっても、夏になっても、部屋の片隅には暖房器具

観ないことにしていた、1台のヒーター

なんか、家に居ても落ち着かないんだよね・・

 

 

本屋さんに行っては、インテリア雑誌を手に取ってしまう

映画の中のような

オシャレな部屋を見ては、妄想を膨らませる・・

 

元々大好きだった、インテリア

スッキリ上質、ホテルみたいな空間が大好きだけど

 

そんな写真を見るたびに私の心はちょっとざわざわする。

気のせいかな?

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今の家はそんなにオシャレでもないし、広くもない。

2LDK、母親と二人暮らし。

 

自分のモノはそんなに多くはないけど、二人で共有している家電や、雑貨は

リビングに出たままの状態。

雑誌に載っているような部屋には程遠くて、

家に入った瞬間に現実を見て、ふーっとため息がでちゃう。

 

リビングには収納がないから、

ヒーターがリビングに年中出しっぱなし。

リビングにあんまりモノが置けないから、靴箱がなんでも収納庫の状態

 

靴箱を開けると

家電の取扱説明書を入れたファイルや

荷物を纏める荷造り紐やガムテープが目に入ってくる。

 

置く場所はここじゃないよねーとわかっているけど、他に置く場所がなくて。

一番下の段には、どんどん増えていくショップの紙袋。

紙袋って、どんどん増えていくから収集つかなくなっちゃうよね。

 

結局、靴以外のモノが場所を圧迫していて、本来はいるべき靴があんまり入らない。

 

この前テレビで

玄関のたたきに靴を出しっぱなしにすると運気が下がる、ってみたけど

でもしょうがないよね、入りきらないんだから。

 

私だってそうしたいよ、出来るなら。

じゃあどうしたらいいの?!と心の中で自分に問いかける。

靴

 

 

春になっても、夏になっても、部屋の片隅には

ヒーターが目に入り続けてる。

 

もはや風景になってるけど、なんかちょっとストレス。

 

どうなんだろう、この状況・・

 

 

引越しも考えたけど

特に何かに困っているわけじゃないし

今でも十分だよねって、自分に言い聞かせてる。

 

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つい外に出てしまう休日

 

休日になると、いつも親から

「あなたは、いつも家にいないよね」って言われるのがストレス

 

休みの日くらい、気持ちよく過ごしたいし

仕事を抱えて帰った週末は、モノが多い家では落ち着いて仕事できなくて

パソコン持ってカフェでひと仕事。

 

出掛ける準備しながら

家で落ち着いて仕事できたら楽なのに、って思ったりするけど・・

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そんな時、友達がトランクルームを使ってると聞いた。

 

「なにそれ?毎月お金がかかるの?もったいなくない?」

「荷物を収納するだけの場所に、毎月お金を払うなんて。

それだったら引っ越しした方がいいじゃない?」

 

と言った私に、

 

友達はひとこと

「使ってみたらわかるよ」と言って笑ってた。

友達の意味深な笑顔だけが妙に心に引っかかっていた。

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その日以来、家に帰って現実を見るたびに

トランクルームの話が頭をよぎるようになっていたけど、

そんなの贅沢だよね、と自分に言い聞かせる毎日。

 

 

 

 

時間も経ち、トランクルームのことは忘れかけていた頃、

ふと出先でトランクルームの前を通った。

 

入口に書かれていた「見学できます」の言葉に

つい引き寄せられて、勢いで見学をお願いしていた。

 

実際見てみると、小さいところから、人が住めそうな大きいところまで

いろんな大きさがあって、

しかも清潔感があって明るい感じだった。

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意外と普通に使えるんだ・・

トランクルームを使うのって、引っ越しの時くらいだと思ってた。

 

 

見学しながら、

自然と入れるものを想像している自分がいた。

 

まずはヒーターでしょ?

スーツケースも入るよね。

靴箱のブーツや、浴衣の下駄も入れられたら、靴箱のスペース空くよね

新しい靴、買ってもいいかも!

 

なんだか嬉しくなってきて

まずは小さなところから、と思って試しに借りてみることにした。

 

実際に荷物を入れてみると

意外と入る入る!

 

いろんなところに出っ放しになっていた家電や、取説や、本や、使わないスースケース。

沢山あるような気がしてたけど

纏めてしまうと、意外と小さなスペースでおさまるのが意外だった

 

家でずっと目障りになっていたモノがなくなった家は

インテリア雑誌に出てくる部屋みたい、とまでは

正直ならなかったけど、

ずいぶんスッキリして、余計なものが目に入ることもなくなった。

リビングの写真

 

 

モノが少ない空間だとイライラもしないし、休みの日に家にいることも多くなった

 

気持ちまで明るくなっている自分に、自分でも驚いてる

母親とも、荷物のことで言い合いになることもなくなったしね。

 

キレイになると、お花も飾ってみたりして。

 

「この家、意外と居心地悪くないよね」なんて母親に言ったら

「あんなに文句言ってたのにね」って笑われた。

 

仕事も、自宅の方が集中してできるようになったから

わざわざカフェに行くことも減ってきた。

 

無駄にカフェ代かからなくなって、意外と大きな出費だったんだな、ってことに驚いてる。

 

 

家の環境が精神的に影響してたなんてね。

ちょっと軽く考えすぎてたかも。

もっと早く、家の環境に向き合えばよかった。

 

 

今日は夏らしい、気持ちいい天気。

部屋がきれいになってから、窓を開けることが増えて

入ってくる風が気持ちいい!

 

いい天気だなー、カーテンでも変えて、気分を変えてみようかな?

洗濯モノ片付けたら、さぁ出掛けよう!

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すぐには引っ越せない。でも 居心地よい空間 も諦めたくない。

 

あなたの部屋から今使わないものを運び出して、新しい風を吹き込んでみませんか?

綺麗な空間は、

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